メジャースプーンでコーヒーを量っていませんか?

コーヒーのハウツー本によくこんな記載がされています。
『粉を量るときは、1人前メジャースプーン擦り切り1杯(10グラム)が基本!』
今回はちょっと誤解し易いこの表現を掘り下げてみました。

メジャースプーンでは正確なグラム数は量れない

コーヒーの生豆にはもともと11~13%の水分量が含まれています。

もちろん私たちは生豆のコーヒーを飲んでいるわけではありません。

「焙煎」という工程を経て普段飲んでいるコーヒーになります。

焙煎度合いに応じてコーヒー豆の水分量が減り、組織変化を起こし膨張します。
※この膨張する現象をパフィングといいます。

浅煎りと深煎りでは同じ豆でも深煎りの豆の方が体積が増えます。

なのでメジャースプーン擦り切り1杯で正確なグラム数は量れないのです。

検証してみた

コーヒー豆

今回は焙煎度の違う2種類のコーヒー豆を使って検証してみます。

光の加減でわかりにくいかもしれませんが、赤枠で囲っている方が焙煎度が低い(浅い)ものとなります。

メジャースプーン

使用するメジャースプーンはこちらです。

確かハリオのドリッパーについてきたオマケだったはず。

矢印の部分に注目して頂きたいのですが、目安として擦り切りで12グラムと表記があります。

では先ほどの豆をミルで挽いてから量ってみます。

電子スケールでメジャースプーンの重さは事前に引いてあります。

浅煎り

10.8グラムです。

擦り切り具合で多少の誤差があるのかもしれませんが、

表記されている12グラムまで届かず。

深煎り

9.8グラムです。

先程に比べて1グラム軽いです。

結果

どちらもメジャースプーンの表記にある12グラムには届きませんでした。

そして差として1グラムの開きがありました。

今回、用意したコーヒー豆の焙煎度がそこまで極端ではなかったので1gの差となりましたが、焙煎度の差があればあるほど体積の差もでます。

計量は電子スケールを使おう!

コーヒーは1グラムの増減で味が変わってきます。

メジャースプーン擦り切り1杯が好みの味であるならば良いのですが、なかなかそう都合良くはいかないものです。

ハウツー本の表現だと、『どのコーヒー豆でもメジャースプーン擦り切り1杯で10グラム量れる』と勘違いしてしまいます。

美味しいコーヒーが淹れれたら、次回からも同じ味を維持していきたいじゃないですか。

なので電子スケールを使い正確な数値を記録することを強く推奨します

意外とコーヒーは繊細なんで。。

嗜好に合うコーヒーを知る為には、抽出条件を数値化することが大事です。

その基準値の一つとしてまずはコーヒーの重さを決めてみましょう。

おすすめの電子スケール

では実際、どんな電子スケールが良いのか。

上述したように、できればコンマ以下まで計量できるものが良いです。

0.1グラムと0.9グラムでは大きく開きがありますからね。

こちらのハリオのスケールは『ドリップスケール』というだけあって、ドリップに特化した機能を持っています。

2~200グラムまでは0.1グラム刻みで、200~500グラムまでは0.5グラム刻み、500~2000グラムまでは1グラム刻みでの計量が可能です。

最大で2kgまで量れますので、サーバーとドリッパーごとスケールに乗っけて使用することができます。

さらにはタイマー機能も付いていますので、蒸らし時間やドリップ全体の時間を計ることによって、抽出時間も管理することもできる優れものです。

あと、単純に見た目がカッコいい。

ただ、コーヒー関連の器具を揃えていくと費用がかかって大変!と思う方もいらっしゃるかもしれません。

低コスト志向なら『TANITAの電子スケール』に『100均のキッチンタイマー』という黄金セットをおススメします!

わたしもハリオのスケール欲しいけど、これでも十分通用します。コスパ良いです。

スケール以外にもコーヒーで必要な器具、あったら便利な器具は色々とありますので、最初のうちは予算に合わせて揃えていきましょう。

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