冷めても美味しいコーヒーは良いコーヒーって本当?【考察】

毎日、お店をオープンする前に私と奥さん用にコーヒーをドリップしておきます。
オープン早々にお客様がご来店するということはあまり無く、5~10分で飲み終え作業にあたります。
今日は珍しくオープンと同時にお客様に来て頂き、淹れたコーヒーはそのままカップに放置して、客足が途絶えた頃に思い出し飲みました。
温めなおしたわけではないので冷めています。
そんな冷めたコーヒーを飲みながら、タイトルの事を思い出しブログのネタにしてみようと思ったわけです。

冷めて美味しくないコーヒーは温かい状態でも美味しくないと思っています

ネットや書物で「美味しいコーヒーは冷めても美味しいと感じる」といった内容をたまに見ます。
この記事をご覧頂いている方でも既知の内容かもしれませんが、コーヒー屋としての見地はどうなのかというと、概ねその通りだと思っております。

味覚、嗜好は人それぞれという前提はありますが、ここでいう「美味しいコーヒー」とは「適切な焙煎」「飲み頃の鮮度」のコーヒー豆で抽出したものを指しています。
言わずもがな、この条件が揃ったコーヒーは温かい状態で美味しく感じます。

逆に焙煎後、数か月経過したコーヒー豆は美味しくなく感じます。
具体的には、香りの抜けた状態であったり『雑味』『嫌な酸味』を感じる場合が多いです。
品質(鮮度)の悪いコーヒーは温かくても冷めても美味しくありません。

熱すぎても冷たすぎてもダメ

少し話が変わりますが、ハンドドリップで抽出する場合、お湯の温度は80℃~92℃あたりが好ましいとされています。

仮に80℃のお湯をドリップしたとすると、仕上がりのコーヒーは80℃を下回ります。
少々ぬるく感じるかもしれませんが、そのくらいの温度のコーヒーは細かい味わいを感じやすいかと思います。
熱々のコーヒーの場合、舌には「熱さ=刺激」が目立ち、味がわかりにくくなります。
冷たい場合も同様で、氷でキンキンに冷えたアイスコーヒーもほろ苦さは感じるかもしれませんが、その他の味は感じにくくなると思います。

品質の悪いコーヒーでも抽出温度が高かったり、温めなおしたりして熱々の状態であれば、雑味などが一時的に感じにくいこともありますが、時間が経ち温度が下がってきてしまうと、美味しくない味わいが顕著に出てきます。
品質の良いコーヒーはそもそもの雑味成分が少ない為、冷めてしまってもわりかしスッと飲めてしまいます。

これが「冷めても美味しいコーヒーは良いコーヒー」の正体かと思っております。

それでもドリップ直後が美味しい

「冷めても美味しい」と感じる場合、それは「品質の良いコーヒー」であることと言えます。
ただ時間の経過とともに、いかに「品質の良いコーヒー」であっても、抽出後は徐々に酸化していき、香りも抜けていきます。
冷めたコーヒーを再加熱しても、ドリップ直後の味わいには戻りません。
ですのでできる限り、冷めないうちに飲みきることをお勧めします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください