「素人がやるとこうなるんだぁ」という部分をお見せ致しますので、これを参考に「プロに任せるべきか」「DIYしてみるべきか」の判断材料にして頂ければと思います。
クッションフロアは水まわりにおススメ
喫茶店・ゲストハウスを開業するにあたって、開業費を安くあげるためDIYでセルフリノベをしてきました。
中古物件を店舗にしたり、自宅にするうえで気になるところが『水まわり』。
トイレやキッチン、お風呂場といった場所はどうしても衛生的な部分にも絡むせいか、“居抜き状態”を受け入れ辛い方も多いと思います。
業者にお願いして設備・備品を新品に取り替えて内装も一新できれば一番良いのですが、それだと結構まとまった金額が必要になります。
そうなるとどこかでコストダウンの為のDIYを検討したいところです。
配管が絡む設備・備品は場合によっては有資格者でないと作業ができない部分もありますし、そうでなくても素人が手を出すことはお勧めできません。
建物はどうしても湿気や水分に弱いので、気付かないところで水漏れなんか起こしてしまっていたら、建物自体が傷んでしまいます。
やはりプロにお願いした方が安全です。
となると、DIYできるところいったら内装部分になるでしょう。
水まわりの床は特に汚くなり易いので、新品に張り替えるだけで見違えるほど清潔感が出ますよ!
床材でお勧めなのがクッションフロアという塩化ビニルを用いているので、耐水性があり掃除も楽、施工も簡単な方ですし、柄のバリエーションも豊富なところが良いです。
そんなクッションフロアの張り替えを実際に自宅のキッチンで行ってみましたので手順やコツなどをまとめていきますね。
素人による施工例
使った道具一覧
- クッションフロア
- クッションフロア用ボンド
- ボンドベラ
- カッター(デザインナイフ)
- ローラー
- ディスクグラインダー
- 定規
ちなみにボンドではなくテープで張り付ける方法もあるのですが、自宅の寝室はテープで張り替えてものの1年程で剥がれてクッションフロアが浮いてきてしまいました。
個人的にはボンドの方をお勧めします。
手順
これが元々のキッチンの床です。
掃除しても落ちない汚れが目立ちますし、そもそも痛みが酷いです。
ここまでくると張り替え以外選択しが無いですね。
ということで、さっそく元々のクッションフロアを剥がしていきます!
この元々のクッションフロアは流し台の下にも張られていますが、持ち上げたり移動することは無理なので手前で切っちゃいます。
とりあえず剥がし終えましたが、当然綺麗には剥がしきれません。
ということで、ここでディスクグラインダーの出番です。
白く残った部分を研磨していきます。
本当は全部綺麗に剥がした方が良いのでしょうが、粉塵も舞うし何より面倒くさいです。
なので私は端っこの段差が出てしまっているところだけを研磨して終わらせました。
どうせクッションフロアを張ってしまえば見えない部分ですし「接着面の段差さえ均してしまえば問題ないでしょう!」という考えです。
続いてクッションフロア用のボンドをヘラを使いながら塗っていきますが、一度新しいクッションフロアを敷いてしまい、半分くらいめくりながらボンドを塗ってから張って、そのあともう半分という感じでやった方がズレないで張れると思います。
全体的に軽く張れたら、ローラーを使い端っこを押し当てて余った部分をカッターで切り取っていきます。
この時定規や地ベラ等を当てながら切り取っていきます。
この作業が地味に難しいです。
コーナーカッターというものもあるのですが、私は定規とカッターの方が綺麗にできたので今は使っていません。
ここまでが作業手順なのですが、今回いくつかイレギュラーな部分がありました。
床から出てきている障害物
ガスの配管が伸びているので困りました。
考えた末、切れ込み入れ、配管用の穴をくり抜くことにしました。
切れ込み部分が若干目立ちますが、部屋の隅なのでまぁ良しとしましょう(笑)
サイズを計り間違えた
まさかの寸法ミスで、一部足りないことに気付く…。
継ぎ合せは難しいし、今回は狭い範囲だったので一枚張りでできると思っていたのに。。
ただ、このままにしておくこともできないので余った端材を張りつないでいきます。
柄を合わせて、多少重なるように張り付けます。
重なっている部分を定規とカッターを使って切り取ります。
最後にローラーで押し付けて完成。
ちょっとズレてしまいましたが、これもまぁ遠目からだと目立たないので良しとしましょう(笑)
継ぎ目用のボンドとか道具もあったりしますので、そういうのを使うともう少し綺麗にできるのかもしれませんが。
ビフォーアフター
これが
こうなりました!
自宅部分なので手を抜けるところは手を抜きましたが、素人がやるとだいたいこんな感じの出来栄えです。
まとめ
今回は約1畳分の面積を張り替えました。
道具はもともと持っていたので、材料費だけでいうと4,000円弱だったはず。
作業時間は2時間ちょっとかかりました。
業者に頼んだことが無いので比較はできないのですが、「自分でやるとこんな感じですよー」という参考になれば良いかなぁと思います。