ボーンチャイナって丈夫なの??

コーヒーにこだわるとついつい足を踏み込んでしまう食器の世界。
自分のお気に入りのカップで飲むコーヒーはまた別格です。
ところで、カップの裏面に”bone china”と表記されているものもありますよね。
これが表記されているものは『ボーンチャイナのカップ(食器)』という証なのですが、いまいちよくわからないという方も多いかと思います。
ボーンチャイナとは牛の骨灰を混ぜた磁器のことです。

ボーンチャイナとは

ボーンチャイナ表記

「これはボーンチャイナだからいい食器なのよ~」

時々耳にするこのセリフ。

「ボーンチャイナ=良い食器」

一体この図式はどこから出てきているものなのか。

ウェッジウッドやミントンといったブランドではボーンチャイナの食器で有名ですよね。

有名なブランドが取り入れているボーンチャイナ、確かに良さそうです。

ではこのボーンチャイナとは一体何者なのか、成り立ちからみていきましょう。

ボーンチャイナの歴史

細かい成分定義は色々とあるのですが、要するに牛の骨灰を混ぜている磁器のことをボーンチャイナと呼びます。

ボーンチャイナが世に登場する以前はカオリンと呼ばれる粘土を原料とし磁器が主流でした。

『白磁』と呼ばれる磁器です。

主に中国で精製されていたこの白磁はとりわけヨーロッパからの憧れが強かったみたいですね。

そうなるとやっぱ「自分のところでも白磁を作ろうよー」って事になります。

ドイツでは…

原料となるカオリンも採れるので、白磁をつくることができました。

また、マイセン地方ではカオリンがよく採れるので、大規模工場ができました。

これが、後の名窯「マイセン」ブランドへとなっていきます。

イギリスでは…

白磁作るのに必要な原料のカオリンが採れる土地がありませんでした。

そこで、カオリンの変わりに牛の骨灰混ぜてみることにしました。

すると、白磁とは違う柔らかい質感の磁器ができたのです。

そして…

18世紀頃のイギリスでボーンチャイナという磁器が確立されました。

その後ボーンチャイナは世界で愛用される磁器へと広まっていったのですね。

ちなみにbone chinaの[china]とは中国発祥の磁器を意味しています。

だからボーン(牛の骨で作った)チャイナ(磁器)って言うんですね。

注意
中国製という意味の”made in china”とごっちゃにならないように。

ボーンチャイナの強度

陶器や磁器なんかは割れたりヒビが入ればその価値はグッと下がってしまいます。

であれば丈夫なものが欲しいですよね。

一般的に白磁に比べボーンチャイナの方がチップ(縁が欠ける)し辛いと言われています。

チップって嫌ですよね~、完全に割れてしまったのなら諦めがつきますが、ちょっと欠けるだけだと使えないわけでもないし、けど来客用では使えないし本当に悔しい思いになります。

強度を知る為カップを故意に傷付けたりしたことはありませんが、お店で毎日使っているボーンチャイナのカップは皿洗いの時に滑らした以外で割ったりチップしたことは今のところありません。

その逆で、自宅用のノーブランドのものや量販店で買ったボーンチャイナではないカップは気付いたらチップしてたり、突然取っ手が取れたりと理不尽な壊れ方をしたことはありました。

ただ、それがボーンチャイナであるかどうかの差であるのか比較検証はできませんので、あくまで「使用感」という抽象的な指標にしかならないのです^^;

丈夫であることに越したことはないのですが、磁器でも陶器でも品質良くても、ある程度の高さから落としたら割れてしまうのでね。。

個人的には「ボーンチャイナ=丈夫」というより、信頼や実績のあるメーカーやブランドの出しているものは品質が良く丈夫なのではないかなぁと思っています。

最後に

気に入ったカップに好みのコーヒー、これだけで贅沢な時間を過ごせることでしょう。

皆さんのカップ選びの参考になればと思います。

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